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禁煙外来

現在治療薬が出荷停止中のため実施していません。

ニコチン依存症とは

タバコを止めたくても止められない状態をニコチン依存症と言います。2018年の日本たばこ産業の調査では日本人の喫煙率は17.9%、喫煙人口は約1880万人とされ、そのうち約70%の約1320万人がニコチン依存症と推計されています。タバコは心臓病、肺癌、脳梗塞、歯周病など様々な病気のリスクになります。

ニコチン依存症の診断

ニコチン依存症スクリーニングテスト です。いくつ当てはまりますか?

  設問内容
Q1 自分が吸うつもりよりも、ずっと多くタバコを吸ってしまうことがありましたか?
Q2 禁煙や本数を減らそうと試みて、できなかったことがありましたか?
Q3 禁煙したり本数を減らそうとしたときに、タバコがほしくてほしくてたまらなくなることがありましたか?
Q4 禁煙したり本数を減らしたときに、次のどれかがありましたか?
(イライラ、神経質、落ちつかない、集中しにくい、ゆううつ、頭痛、眠気、胃のむかつき、脈が遅い、手のふるえ、食欲または体重増加)
Q5 Q4でうかがった症状を消すために、またタバコを吸い始めることがありましたか?
Q6 重い病気にかかったときに、タバコはよくないとわかっているのに吸うことがありましたか?
Q7 タバコのために自分に健康問題が起きているとわかっていても、吸うことがありましたか?
Q8 タバコのために自分に精神的問題(※)が起きているとわかっていても、吸うことがありましたか?
Q9 自分はタバコに依存していると感じることがありましたか?
Q10 タバコが吸えないような仕事やつきあいを避けることが何度かありましたか?

(※)禁煙や本数を減らした時に出現する離脱症状(いわゆる禁断症状)ではなく、喫煙することによって神経質になったり、不安や抑うつなどの症状が出現している状態。

ニコチン依存症スクリーニングテスト で5つ以上当てはまる場合は、ニコチン依存症と診断されます。呼気一酸化炭素検査で喫煙量や喫煙状況がわかりますが、加熱式タバコでは呼気一酸化炭素は上昇しません。

禁煙治療を受けることができる条件

次の4つを満たせば保険診療で禁煙治療が受けられます。

  1.  ニコチン依存症スクリーニングテスト (TDS)でニコチン依存症と診断されている
  2. 35歳以上の方では1日の平均喫煙本数×喫煙年数=200以上
  3. 直ちに禁煙治療を希望し、禁煙治療を受けることに文書で同意している
  4. 前回の禁煙治療(保険診療)から1年以上経過していること

禁煙治療の具体的な手順

  1. 喫煙状況、禁煙の準備性、禁煙治療を受けることができる条件を確認
  2. 一酸化炭素濃度の測定
    息の中の一酸化炭素(タバコに含まれる有害物質)がどの程度が確認します。
  3. 「禁煙開始日」を決め、禁煙宣言
    「禁煙開始日」をご相談しながら決めます。「禁煙宣言書」を作ります。
  4. 禁煙経験にあっての問題点の確認とアドバイス
    現在の健康状態やこれまでの喫煙歴、禁煙歴をお聞きします。ニコチン切れ症状への対処法を一緒に考えましょう。
  5. 禁煙補助薬を選ぶ
    禁煙補助薬の特徴と使い方をお伝えしますので、ご自分に合ったお薬を選びましょう。
  6. 禁煙治療用アプリ及び CO チェッカー使用の選択と説明(希望される方のみ)

2回目以降の診察は2~4週間毎に来院いただき、患者さん一人ひとりに合わせた禁煙のアドバイスを行います。通院5回目(12週間後)が禁煙外来の最終回です。

禁煙治療を受けようと思っている方へ

禁煙が1回で成功する方はほとんどいらっしゃいません。通常は2、3回チャレンジされる方が多いです。禁煙できるようにサポートさせていただきます。

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