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胸膜炎

胸膜炎とは

胸膜炎は肺を包む膜に起こった炎症によって、肺の外側に胸水と呼ばれる水がたまる病気です。このために発熱、吸気時の胸痛、咳、息切れなどの症状が現れます。

原因

主に感染症(細菌性、結核性)、肺癌などの悪性腫瘍、関節リウマチなどの膠原病があります。

診断

胸部レントゲン・CT検査で胸水を確認することで診断します。原因を調べるために胸水検査や血液検査を行います。

治療

胸水の原因に応じた治療が必要となります。感染症の場合は抗菌薬を投与します。肺炎に伴う胸膜炎は通常1週間程度の抗菌薬治療でよくなりますが、膿胸といわれる膿のような胸水がたまっている場合では、胸腔内に胸水を抜く管を入れ(胸腔ドレナージといいます)、少なくとも3~4週間は抗菌薬治療が必要となります。経過により手術も考慮されます。結核の場合は少なくとも6ヶ月の結核治療が必要となり、必要に応じて胸腔ドレナージを行います。悪性腫瘍の場合は、胸腔ドレナージで胸水を除去した後、抗がん剤治療を行うことが一般的です。膠原病の場合は、一般的にステロイド、免疫抑制薬などの治療を行います。

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